カセットテープ

日記

先日、主人の実家で昔のカセットテープを聴かせてもらいました。

幼少期の主人の声や、子供の歌、ヒーローものの歌、特撮番組をそのまま録音したものもありました。ちなみにそれは「ダイナマン」でした。

息子(4歳)がカセットに興味を持ったのですが、「今の歌をもう一回!」となって巻き戻しをしていると、「遅い! まだ?」と急かしてくるんです。今を生きるのがこどもといいますし、「待って」と言っても大抵は聞き入れてくれません(笑)

なんというか、時代ですよね。今なんてワンタッチでできてしまいますから。思えば、巻き戻しや早送りをして絶妙なタイミングでテープを再生できた時、嬉しかったですね。

誤って録音スイッチを再生と同時に押してしまって大事な音源を上書き、なんて失敗もあるあるなんじゃないでしょうか。

録音といえば、昔、友達とラジオ収録の真似事をしました。架空の放送局の歌も作ったりして。そして収録内容は漫画のアフレコ。家は防音でないし、それはもう照れながらやっていました。でも、かなり楽しかったのを覚えています。

中学時代、我が家のテレビは一台だったので、夜は見ることがほぼなくて。なのでよく部屋でラジオを聴いていました。夜更かしを覚えてしまったのもこの頃です。

音だけですべてを表現するって、想像力を掻き立てます。見えないからこそ工夫を凝らして伝えようとする。そこ醍醐味ですね。

今は便利で、情報もモノも手に入りやすい。手間いらずなアイテムに満ちている。ただ、不便な事や待ち時間にも喜びがあるというのを、こどもには伝えていかないとなぁと、カセットテープを見て思ったのでした。



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