ジョージには育児のヒントが詰まっていると思う

日記

土曜日の朝はEテレのアニメ「おさるのジョージ」を子供達と観ています。ここに出てくるジョージの保護者・黄色い帽子のおじさん。この人が本当に理想的なのです。

独身で博物館の学芸員。都会の高層マンション暮らしで、田舎には別荘を持っている。……そんなスペックは置いておいて。

ジョージと向き合う姿勢が素晴らしい。

ジョージは好奇心から毎回思わぬ騒動を起こしてしまうのですが、黄色い帽子のおじさんは困ることはあっても絶対に頭ごなしに怒らない。優しく諭しています。

おさるのジョージの登場人物達に悪者はいません。みんなジョージが大好き。殴る蹴るといったシーンはないし、汚い言葉も使わない。優しくて楽しくなるアニメだと思います。海外アニメは色使いも音楽も日本と全然違って、そこも楽しめますよね。

育児をしていると、思い通りにならなくてイライラする事があります。大体自分に余裕が無い時です。

ここで、黄色い帽子のおじさんです。彼のような広い心で子供の挑戦や失敗を見守り、チャンスを何度も与えてやれたらと思うのです。

ただ……なかなかそうもいきませんよね(泣)

床に食べ物をぶちまけられたら、大事にしているものを壊されたら。「どうしてそんな事するの!?」と叫びたくなります。悪気があってやっているのではないと頭ではわかっているのです。ものを落とした時の反応調査、物質の違いの研究。きっとそんな事をしているのでしょう。

私が「子供は一人の人間」と理解したのは、子供が集団生活に入ってからだと思います。それまでは自分の体の一部のような感覚で、言う通りに行動してくれないと「なんで? どうして?」と頭が「?」で埋め尽くされ、イライラがやってきました。子供にも自我があるのですから、こちらの都合をあれこれ押し付ける事が違うんですよね。

息子を園に送り出す時、私の方を振り返らずに、お友達の元へと走っていく。親と離れた所で懸命に生活をしている。そんな後ろ姿を見て、「彼は私じゃないんだ」とやっと思いました。

十年、二十年時を経ても親の言いなりだとそれは不安なので、これでいいのです。ですが、自分から離れていくのはなんだか寂しい気がします。なんて自己中。

イライラしないよう努力してもうまくいかない時はよくありますが、子供がのびのび過ごして大きく成長できるよう、悩んではヒントを探す毎日です。

黄色い帽子のおじさんのジョージとの向き合い方は、私がこうありたいと思うもののひとつです。




コメント

タイトルとURLをコピーしました