私が届けるもの

「すません」と「すません」だったら、「すません」が文章としては合っている。「すません」はいわゆる話し言葉というもの。

でもキャラクターによっては謝るときに「すいません」だったり、あるいは「サーセン」かもしれない。なんて思いながら書いています。

最近改めて思うのは、書く側が状況やキャラクターを伝えられるのは脚本上の文なんだと言う事。
役者さんにはト書きやセリフからキャラクターを感じ取ってもらい、演じていただくのだから、伝える事は全て脚本に落とし込まないといけない。

第一線で活躍されている方々の脚本(月刊ドラマなどにもよく掲載されています)、読むというか、まず見て美しさを感じます。本当に洗練されている。

いきなりバレーボールに例えると、綺麗なレシーブが上がらないと、トスもスパイクも気持ち良く決まらない。セッターが修正したり、スパイカーが多少体勢を崩してでも決めてくれるかもしれません。

ですが、そもそもボールが綺麗にセッターに届けば、もっと良い形でスパイクが決まるはず。やはりレシーブが重要だと思うんです。

気持ち良く演じていただける脚本を届けられるよう、そしてそれが面白いと誰かに届くよう、日々鍛錬です。




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